お知らせ
ノーチラス・テクノロジーズがAsakusa on Sparkを利用した原価計算システムの導入事例を公開しました
2015年07月08日
【Asakusa Frameworkの導入事例を公開】
Asakusa Frameworkの提供パートナーであるノーチラス・テクノロジーズが、2015年7月7日にAsakusa on Sparkを利用して、さくらインターネット様へ原価計算システムの導入を行った事例を公開しました。データセンターの原価計算を行う処理をAsakusa Frameworkで開発しています。
RDBMSでは20時間ほどかかる処理を、Hadoop MapReduceでは約1時間程度まで短縮しましたが、Sparkを利用することでさらに約10分まで短縮することができました。事例の詳細は、ノーチラス・テクノロジーズのニュースリリースをご覧ください。
【Asakusa on Sparkのリリース】
また、Asakusa Frameworkは、この導入事例でも活用されたAsakusa on SparkをOSSとして公開しました。
→Asakusa on Spark(Developer Preview)
Asakusa on Sparkは、Asakusa DSLを始めとするAsakusa Frameworkの開発基盤を利用して作成したバッチアプリケーションに対して、Sparkをその実行基盤として利用するための機能セットを提供します。
Sparkは高速で汎用性の高い、スケーラブルなデータ処理基盤を提供する目的で作成されたオープンソースソフトウェアです。いくつかの適用用途においてHadoop MapReduceよりも高速に動作する事例が公開されており、現在急速にその利用が拡大しています。
Asakusa Frameworkの適用領域においても、いくつかのケースでSparkを利用することで従来より高速にバッチアプリケーションが動作することを確認して います。Asakusa on Sparkによって、Asakusa Frameworkがより高速で汎用的なバッチアプリケーションの開発/実行基盤として利用できるようになることを目指しています。