リリース情報
Asakusa Framework 0.9.1リリース
2017年05月08日
Asakusa Framework 0.9.1リリース
本リリースの概要は以下のとおりです。
Direct I/O formatted text
Direct I/Oでレコードやフィールドを区切り文字によって分割するデータ形式を取り扱うための機能 Direct I/O formatted text を追加しました。
従来、Direct I/Oで提供していた Direct I/O CSV や Direct I/O TSV などのテキストフォーマットを扱う機能と比べて、以下のような特徴を持っています。
- 多様なデータ形式を扱うきめ細かな設定が可能
- データ形式に関する様々な設定をレコード全体、及びフィールド単位にそれぞれ設定することができます。
- 従来、事前にデータ整形処理が必要であったようなデータ形式の多くは、この機能で直接処理可能となります。
- 不整合データに対する柔軟な動作設定が可能
- 不整合データの検出時にエラーとして異常終了、警告を出力して処理を継続、単にスキップするなど様々な動作設定が可能です。
- 想定外のデータやアプリケーションの仕様変更などに対して柔軟な対応が可能となります。
詳しくは、以下のドキュメントを参照してください。
Direct I/Oのデータフォーマットファイルをテストデータに指定
Direct I/Oを利用したアプリケーションのテストでは通常のテスト方法に加えて、Direct I/Oのデータフォーマットに対応するファイルをテストデータとして指定することが可能になりました。
例えば、CSVやTSVファイルを演算子やデータフローのテストに対する入力データや期待値データとして指定することができます。
詳しくは、以下のドキュメントを参照してください。
Direct I/O ユーザーガイド – データフォーマットに対応したファイルをテストデータに指定
その他の変更点
- Direct I/O の 出力ファイル名のパターン で利用可能なプレースホルダで数値書式の対応を追加
- 結果型を利用する演算子のテスト 向けのユーティリティメソッド OperatorTestEnvironment#newResult を追加
- Gradleラッパーのアップデート の手順で設定されるGradleラッパーの取得先URLをGradleの標準設定に合わせて http から https に変更
- Asakusa on M3BP 標準の設定下で単一の入力グループが2GB以上になるとエラーが発生する制限事項を解消
- Asakusa on M3BP 特定の条件でデータフローのコンパイルが正しく行われないことがある問題を修正
- WindGate JDBC ダイレクト・モード 特定の条件でデッドロックが発生する問題を修正
- IntelliJ IDEAの利用 (試験的機能) ドキュメントの追加、及び従来の利用手順(Gradle IDEA Plugin拡張の利用)を非推奨化
- 対応プラットフォーム のアップデート
その他、細かな機能改善およびバグフィックスが含まれます。すべての変更点は、Changelogsをご確認ください。